土地の隠された潜在価値
最近たて続けに、3件のマンション用土地のボリューム検討をお手伝いしました。 土地にはそれぞれ容積率・建蔽率が決められていて、それによって採算性や事業性に大きく影響することは皆さんご存じのとおりです。 ところで、土地の価値を決める法規はそれだけではありません。絶対高さ規制のある地域や、隣地に日影を落とさないよ...
Fit建築設計事務所のブログ
最近たて続けに、3件のマンション用土地のボリューム検討をお手伝いしました。 土地にはそれぞれ容積率・建蔽率が決められていて、それによって採算性や事業性に大きく影響することは皆さんご存じのとおりです。 ところで、土地の価値を決める法規はそれだけではありません。絶対高さ規制のある地域や、隣地に日影を落とさないよ...
オクシモロン第3弾。 ユーザーは現実解を必要としています。 一方で、建築メディア上には、多くの空想のようなプロジェクトや、難解な主義思想が横行跋扈しています。しかし、そういう私自身も、その紙面に興味を惹かれてしまう読者の一人です。 ではなぜ、ユーザーが必要としていない理想論に、私たちは興味を感じてしまうので...
オクシモロン(※)シリーズ第2段です。 建築メディア上で大きな話題になるプロジェクトには、ひとつの共通点が見られるように思います。それは、「汎用できない汎用性」をもっているかどうかということです。 例えば最近では、「イエノイエ」という横浜でのイベントにおける、平田晃久氏の住宅モデルが注目され話題になってい...
オクシモロンによる考察シリーズ第一段。 「光」、「緑」、「階段」。 これは、僕が建築を考えるときに、よく意識していることです。 ところで唐突ですが、近代建築のここ100年の流れを大雑把にいうと、ドミノ・システムに代表されるモダニズムに始まり、その反動として生まれたポストモダン、その後のミニマリズムの流行やデ...
昨日に引き続き、新法規の話。 最近にわかに業界で話題になりつつある「住宅瑕疵担保履行法」をみなさんもうご存知ですか?≪くわしくはこちら≫ 最近のケンプラッツの記事によると、この法律の出現によって来年10月以降の引渡しの木造物件は、勾配屋根しか建てられなくなる可能性があるそうです。 かいつまんで言うと、工務店...
この11月末で、建築士法が改正されます。 その概要は ⅰ)建築士の定期講習の義務化 ⅱ)構造・設備建築士の新設 ⅲ)管理建築士の要件見直し ⅳ)消費者への重要事項の解説 ⅴ)団体による自律的な監督体制の確率 といったところです。 ところで、ⅴ)の業界団体は、主だったものだけでも、 ①建築士事務所協会連合会 ...
先日、ミッドタウンで開催されていた、Design tide Tokyo 2008に行く機会がありました。若手のプロダクトデザインの展示と交流が趣旨のイベントです。初日のオープニングパーティは熱気にあふれ、会場に来場者が入りきれないほどでした。 たくさんの刺激的な作品がありましたが、その中で特に「100%」と...