崖の上の・・・
厚木の家」改めまして
「光と眺望を楽しむ家」の竣工写真UPしました!
下記のリンクから、ぜひご覧になってみてください。
http://www.fit-arch.com/works/works116.html
東側より
眺望を生かした 配置計画 と 採光計画 が特徴の住宅です。
西側より
LDK
眺望が東側にあり、南側と北側を隣地の住宅にふさがれている
と、いう条件の中で
”東西の天然光”をいかに美しく取り込むか。
ということを大きなテーマとして初期のスタディーを繰り返しました。
南からの光は一日中大変あかるく、北からの光は一日中やわらかい。
という 常に安定した光 であるのに対し
東西からの採光は日の出から日の入りまで質も角度も方角も移っていく
常に変化し続ける光 です。
変化するからこそ美しいものでもありますが、設計者にとって
南北の採光をほぼないものとして室内の配光をコントロールすることは
「動いている電車に失敗することなく飛び乗る」ようなスリルがあります。
時間帯によって変わる使用室や用途、人の行動に加え、常に動き続ける光
を欲しいタイミングで適切な方角から取り込まなければなりません。
多くの模型やディスカッションで検証したかいあって
印象的な採光を実現できました。
そのほかでもう一つ特徴をあげるとすると、家の中に窓があることです。
東向き
西向き
個室から1
個室から2
個室に入っても家の中でだれが何をしているかなんとなく感じることが
できますし、用事があればすぐ声をかけることもできます。
窓は縦長なので、容易に外から見られない死角に入ることもできます。
もちろん、天窓や東西の大きな窓からの光や景色も楽しめます。
プライベート空間にフタをしすぎるより、
部屋の両側から得られる採光やコミュニケーションの取りやすさなどを
優先しよう。という考えによるものです。
道路側からは想像できませんね。
これからの長い年月を楽しんで過ごしていただけますように。
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