Blog

Fit建築設計事務所のブログ

今日は、工務店への見積もり依頼を行いました。
数社の工務店に別々に事務所に来ていただき、
内容についてご説明しました。
内容に関する質疑応答を経て、
約2週間後に見積もりが出てきます。
その後、見積もり内容を精査し、お客様に工務店を絞っていただく作業に
移ってゆきます。

上の写真は左から、見積もり要項、設計図、共通仕様書です。
ところで、共通仕様書というものの存在が
一般的にお客様にはあまり知られていないようなので、少し説明します/
設計の内容というのは、
実は設計図だけで完結するのではなく、
1.見積もり要項・質疑応答
2.設計図(特記仕様書を含む)
3.共通仕様書
によって、構成されていて、請負契約とは、それらの内容すべてを対象にして行います。
ちなみに、見積もり要項には、支払い条件や工事期間、別途工事の内容などが書かれています。
共通仕様書とは、国や関連団体から発行されているもので、建物の規模や工事内容によって、幾つかの種類があります。その中では、たとえば土間下の防湿フィルムの厚さとか、土台の防蟻処理の方法とか、雨樋の勾配などなど、いろいろなことが細かく規定されています。
その細かい内容にまで、お客様が目を通す必要はありませんが、公式の文書に書かれた仕様によって、工事の品質を規定するという点においては、とても大切なものです。お客様の安心を担保するためのお守りのようなものといったところでしょうか?
先人が考えた、こういったシステムによって、皆さまの家づくりは支えられているのです♪

関連記事一覧

  1. この記事へのコメントはありません。