日本らしさ?
これは今年最後に作成した、住宅のご提案書(抜粋)です。
今回のコンセプトは「ソトとナカとそのアイダ」です。
前回の記事でご紹介した案件では、敷地に高低差があったり隣に裏山があったりと、計画を左右する敷地の特殊性がありましたが、今回は、新興住宅地におけるプレーンな敷地でのご提案でした。
なので今回は、建物の「中」と「外」と「中間」という、どの家にも存在する普遍的な関係性にクローズアップして、計画しました。
すまいにおける「中間的であいまいな空間」は、伝統的な日本家屋には縁側や土間などで多くみられる、日本独自の空間文化です。
ところで私たちは、二人とも京都での長い在住歴をもっているので、なんとなく「日本らしさ」のあり方に興味を抱いてしまうのですが、形態や様式にこだわらずに「日本らしさ」の表現ができればいいなと常日頃考えています。
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