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Fit建築設計事務所のブログ

だいぶ間が空いてしまいましたが、自宅シリーズ。2回目は実際に購入した土地について。

その土地はインターネットで検索していた時にたまたま見つけました。
仕事場への直通電車がある駅から徒歩10分の住宅地。形はほぼ「三角形」でした。
グーグルマップのストリートビューで敷地を見たり、私は都市計画情報を調べたり、妻は保育園情報等を調べたりして、次の週末に妻と子供と一緒に実際に敷地を訪れました。
その直後には創造系不動産に「いい土地を見つけたので、すぐに前に進めてほしい」と連絡しておりました。

都内では、いい土地は出てきて3,4日で申し込みが入ってしまうというのを、仕事柄多く見てきましたので、すぐに決断しました。
結果、幸いにして申し込みの1番手になることができました。
その後は創造系不動産に融資や諸条件調査、価格交渉等をお願いし、私自身は設計の検討を開始しました。

ここで、土地を探すうえでのポイントを3つ、自宅を例にとってご説明します。(図①参照)

図①

①変形敷地はデメリットばかりではない
今回の土地の形状はほぼ三角形。変形敷地は、確かに計画する上で難しいのは事実ですが、それが他の家との差異となり、その住まいの特徴となって、オンリーワンの住まいとなります。
また、コストが比較的押さえられるのも大きなメリットです。

②変わる環境と変わらない環境を見極める
今回の敷地の周辺は、北側が道路で南西が水路(暗渠)、南東が平屋の隣家という周辺環境でした。道路と水路(暗渠)は半永久的に変わらない環境であり、自宅のプライバシーと光環境に十分寄与してくれます。一方、平屋の隣家は将来的に2階建てまたは3階建ての建物が建つ可能性があります。このように、周辺環境の変化を考え、それでも希望の住まいが建てられる土地を選ぶ必要があります。

③北側道路がおすすめ
今回の土地は、北側に道路がある土地でした。接道については、一般的には南側道路が良いと言われていますが、私は北側道路がいいと思っております。(土地がものすごく大きければ別ですが)
理由は、日当たりのいい建物の南側を玄関に取られる事なく、リビング等の主要な生活空間にできるからと、もう1点は北側に道路があると北側斜線制限が緩和されるため、比較的高さにゆとりのある住宅が作りやすいからです。(図②参照)

図②


上記の特徴により、建物を計画する上で、高さ的にも日照条件的にも有利な土地であり、そのおかげで、どこにいても、温かな太陽の光と、高い天井による開放的な空間を、将来にわたって享受できる住宅になりました。

上記の3つは比較的わかりやすいポイントです。
土地探しにおいては他にも、法律や土地の形状、高低差、方位などなど、様々な要素によって建てられる建物が変わってきます。
今回お話ししたポイントを押さえて土地探しをしつつ、最終的には専門家に相談することをお勧めします。

Fit建築設計事務所では、土地探しを無料でサポートしております。
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