前回、前々回の記事に引き続き、「間合い」の伝統事例紹介第3弾です。
写真は、京都鴨川の納涼床です。
納涼床が、人と季節との「間合い」の空間となっています。
納涼床は、冷房が発達した現代でも、真夏の暑い時期に、毎晩大繁盛しています。
納涼床があるから、店が客でにぎわい、
納涼床のにぎわいが、周りから見えるから、界隈がにぎわいます。
人が人を呼ぶサイクルができている気がします。
下の写真は、その設営風景です。
5月から9月の期間限定で、涼しげな川の上に出現するこの空間は、
気候に合わせて間合いを変えて、自然環境とうまく馴染み
それを、そこでの経済活動に直結させてしまう賢い建築です。
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